ホトトギス啼く花岡山

  • 2017.06.18 Sunday
  • 10:50

梅雨入りから2週間近くが過ぎても一向に雨になる気配がない。

自然界に前年と同じ条件で梅雨入りするなどという決まりがあるわけがないから

文句を言っても始まらないが。

それでも懲りもせず今年は去年と違うと言い募るのは、

去年より前の年の事は覚えていられない年寄りになってしまったからなのだ。

 

ホトトギスの鳴き声が早朝から聞こえてきているけれど

姿は一向に見ることができない。

早朝散歩は光が足りないし、露を含んだ草むらは踏み込むのに

根性がいる。なれど・・日中の日差しを考えるとやっぱり朝か・・・。

 

ホソバキンゴジカ(細葉金午時花)アオイ科 帰化植物

午後には花が閉じてしまう。かといって早ければいいということでもない。

きれいに咲いた時間に出会うのはなかなかに難しい。

ホソバキンゴジカ

 

マグワ(真桑) クワ科 

北岡自然公園前の道路沿いの崖下に細々立っている若い木が

枝ごとにたわわに実を付けている。ムクドリ ヒヨドリがちょっと

気づかないような場所だ。鳥さんたちよ、見つけて食べてあげてちょうだい。

2マグワ

 

ムクノキ(椋木) ニレ科

愛らしく二つずつ実を付けている。

3ムクノキ

 

イヌゴマ(犬胡麻)シソ科

湿地性の花。宅地造成の空き地のクズのはびこる中に

逞しく堂々と咲きそろい、イヌの名に恥じない雑草ぶりを見せている。

4イヌゴマ

 

5イヌゴマ

 

キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科

早朝まだ日に当たっていないので細いレース糸は巻き上がっていない。

純白のレース飾りが清々しく美しい。

6キカラスウリ

 

ノブドウの花 (野葡萄)ブドウ科

夏に虫えいができて青紫の宝石のような実が注目を浴びる。

花は地味な淡い緑の一色で、今までしげしげと見やったことがなかった。

アップで見ると花びらの落ちた姿は、あのヤブガラシにそっくりだった。

7ノブドウの花

 

ヤブガラシの花 (藪枯らし) ブドウ科

花弁と雄蕊は早く落ちてしまう。

抜いても抜いても蔓延って人様には嫌われているヤブガラシだが

ロウソクの台座のような雌しべの茎からは沢山の蜜が分泌されて

虫たちには絶大な人気があるのだ。

8ヤブガラシ

 

花岡山で、今日のヒット

  • 2017.06.17 Saturday
  • 14:30

木陰に吹く風はさらりと爽やかで梅雨はどこかへ

置き忘れてきたようなここ数日の肥後の國。

日中の歩きは避けて朝の花岡山へ。

虫の活躍する季節、今日は虫を中心に見て歩こう。

 

ヤブキリ キリギリス科 

バッタの中では最強。

幼虫の時は草食だが脱皮を繰り返していくうちに肉食系になっていくという。

前足の鋭い刺で時にはカマキリをも捉えて食する。

ヤブキリ

 

ベニシジミ 夏型 

ベニシジミなのにクロシジミじゃない?と疑うほど黒い。

夏型はこんな色をしていたんだと初めて知った。

きっと小学生でも知っているだろう・・ことなのに。

ベニシジミ

 

ウメエダシャク

初めて見た時は追いかけまわしてカメラに収めたのだが、

ネットで調べているうちにこいつが果樹園の敵だったり、胴体のイモ虫風が

リアルで気持ち悪かったりで、そのうち見かけても、視界に入れなくなった。

ウメエダシャク

 

オオシオカラトンボ

祓川の水底が見えるほど雨が降らないときはヤゴたちはどこにいるのだろうか

今年はオオシオカラトンボは見られないかもしれないと心配した。

先週あたりから何度も見掛けるようになったので、杞憂だったとホッとしている。

オオシオカラトンボ

 

ムラサキシジミ

褐色で、ヤマトシジミのような点々模様が無い。

珍しい蝶かと思ったが九州には普通にいるらしい(暖地性の蝶)、

が、樹林性の蝶なのでその辺の草っぱらにはあまり飛来しないのだろう。

そのせいか今まで見てはいたのだろうが気付かなかった。

幼虫の食樹はアラカシ、スダジイなどブナ科の常緑樹。

ムラサキシジミ

 

さあ!! 今日のヒット!

シャシャンボの花が咲いていたのでしげしげと眺め観察していたところ

葉の先に小さい枯れ葉が落ちているのに気が付いた。

払おうと手を伸ばしかけたら枯葉の下に足が見えるではないか!

バイオリンを半分にしたような赤い虫、???? これはコノハガの仲間か。

正面顔が撮れなかったが、これは間違いなく今日のヒット。

虫捕りの少年たちの気持ちがとても良く分かった出会いだった。

 

アカエグリバ ヤガ科 頭から羽の最後尾まで3cm弱の大きさだった。

アカエグリバ

芭蕉の花と実

  • 2017.06.14 Wednesday
  • 19:20

怒涛のように春が来て春の花を集めているうちに肥後の國は梅雨入りした。

四季の移り変わりと、それを受け入れる我が身の老化に伴う対応力の遅さ

との乖離が・・・いやいや、早い話がブログが滞っている言い訳なのでございました。

 

妙永寺の脇を流れる井芹川旧河川側に芭蕉が30本ほど植えられている。

花が咲きだしたのは5月の初めごろ、実がなるのはいつ頃なのかと

調べていたら雄花雌花は同時に咲くのではないことがわかった。

 

バショウ(芭蕉) バショウ科 

花序の基部4~5節にのみ雌花の房が付き、先端部は下垂した雄花の房が付き

どちらも多数の黄色い苞で覆われる。

雌花の開花時に他の株の雄花が咲いていないと不稔になる。

                       ※「木のメモ帳」から引用

 

5月初旬基部の雌花群が咲きだした。苞の内側は2列の房になっている。

bashou1

 

5月27日 雌花は咲き終わっている。

ba3

 

6月13日 雄花は他の株の雌花のために咲き続ける。

bashou4

 

皐月の江津湖散策

  • 2017.05.09 Tuesday
  • 08:30

5月7日 ゴールデンウィーク最後の日、曇り空だったが

風は無く、蒸し暑くもなく、水辺の散策にこの上ない日よりとなった。

夏鳥たちも来ているのだろうがこの日見かけたのはコチドリだけだった。

 

コチドリ

コチドリ

 

センダン(栴檀)センダン科 

古名ーアフチ(淡い藤)の名の通り淡い藤色が樹全体を包んでいて

初夏よりもほんの少し若い季節がそこにあった。

センダン

 

スズメの巣立ちびな

ごはん待ちらしいが、ただひたすら ぼぉ〜っ としている様子が愛らしい。

横にいる大人のスズメがちびスズメを一向に気にしていないらしいのにも笑みを誘われる。

コスズメ

 

ツバメ

こちらも巣立ったばかりか、葦の穂の上でゆらりゆらり、ごはん待ちなのか

飛翔訓練に疲れたのか、ぷっくり膨れた嘴の黄色いやつ。

子燕

ヤマサナエ サナエトンボ科 

羽化してからさほど時間が経っていないように見えた。

輝いて凛々しい姿にファインダーを覗く私の目はha-toになっていたに違いない。

ヤマサナエ

 

サワガニ 日本固有種 一生を淡水の中で過ごす純淡水性のカニ。

江津湖では5日のこどもの日に「水辺の生き物を探そう」というイベントがあったそうだ。

道脇の草むらにいた。その時に掴まったのが逃げ出して隠れていたのかもしれない。

サワガニ

 

ミゾホオズキ(溝酸漿)ハエドクソウ科 

名の由来は花後大きい袋状になった萼の中の果実の形がホオズキに似ていることから。

 

5年前に別の場所に群落を作っているのを見たことがあり、その後毎年咲く季節に

足を運んだがどこにもその姿はなく消えてしまったようだった。

コチドリを写そうとカメラを抱え、滑らないようにと足元を見たら黄色い花が目に入った。

「あれッ、こんなところに引っ越してきてたの?」

ミゾホオズキ

華々しくはないけれど

  • 2017.05.07 Sunday
  • 17:40

お城周りの道端の草の中を目を凝らしてみると

少し風変わりな草花が足を止めてと呼び掛けてくれる。

 

カラスビシャク(烏柄杓)サトイモ科

カラスビシャク

 

ヒメコバンソウ (姫小判草)イネ科 ヨーロッパ原産帰化植物

茎をもって振るとシャラシャラと小さく乾いた音がする。

連想ゲームになるけれど、でんでん太鼓がこんな音かな。 

ヒメコバンソウ

 

ウマゴヤシの実 (苜蓿の実)マメ科

初めてこの実を見た時は驚いた。黄色い豆粒ほどもない花の種が

こんな突飛な形をしていたとは・・・。

ウマゴヤシ

 

連想ゲームの続き・・振鼓(ふりつづみ) 

※雅楽に用いられる楽器、小型の太鼓二つを互いに直角に重ね

柄で貫き、球を結んだ糸をつけ、柄を振ると球が鼓面を打ち鳴らすもの。

これに似せて作った玩具がでんでん太鼓。

     ね?ウマゴヤシの実これに似てるでしょう。

 

チチコグサ (父子草)キク科

10年ほど前まではチチコグサはあぜ道には珍しくもなく群れて咲いていたが

近頃ではウラジロチチコグサなどの帰化植物に圧されて、私的にはこれを

見かけたら「わーい!」と大騒ぎする希少種になっている。

s-チチコグサ

 

シロツメクサ(白爪草)マメ科 と セイヨウミツバチ

セイヨウミツバチはもともとヨーロッパからアフリカ、中近東にかけて分布していた種類が、

養蜂に利用するため家畜化されたもので、日本には北米経由で移入された。

                           (昆虫エクスプローラより)

その昔、上着のポケットに手を入れた途端に指先に激痛が走った。

ミツバチがいたのだ。刺すハチとは思っていなかったのでショックだった。

だが、蜂のほうは針を使ってしまって(働き蜂の刺針には逆カギがついているため

一度刺すと針が取れて死んでしまう)・・命懸けだったのだ。気の毒なことをした。

セイヨウミツバチ

 

 

ノアザミ (野薊) キク科

護国神社前の梅林東側下の斜面一面に咲く。

昨年は地震のため見ることができなかった。

ノアザミ

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