地震の後の花岡山

  • 2017.08.03 Thursday
  • 17:00

 去年の地震以降の花岡山の秋の花々はいつもの場所に

いつも通りに姿を見せてくれていた。

 

 今年は、お城を中心として街中至るところで復興の槌音が響き渡っている。

花岡山も例外ではない、崩れかけた崖、傷んだ道路の修復のための手が入り

いつもの場所でいつも通りに咲く準備ができず消えてしまった花が少なからずあったと思う。

消えた花々が蘇るのは何年先のことか。私の生きている間には間に合わないだろう。

ならばせめて、今日出会った花は今日存分に愛おしみ、楽しむ事にしよう。

 

本日の熊本地方の夜明けは午前5:31。 写真は午前5:55.

日の出

 

カラスウリ(烏瓜)ウリ科

細いレースはほとんどが夜明け前に縮んでしまうのだが午前6時近くなっても

さっき咲いたばかりのように見えた。

からすうり

 

ウマノスズクサ(馬の鈴草)ウマノスズクサ科

センニンソウの群落に混じって妖し気な雰囲気を醸し出していた。

食虫植物のように見えるがそうではないらしい。

ジャコウアゲハの幼虫の食草として知られている。

ウマノスズクサ

 

センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科

夏らしくすっきりとした佇まいの花。

センニンソウ

 

クサギ(臭木)シソ科クサギ属

この花には日中は大型のアゲハチョウ、夜は大型のスズメガ科の蛾が訪れるという。

花開いて実を結ぶまで虫たちには蜜を、鳥たちには実を、人には花と実の色の変化を

楽しませてくれるお役立ち度満点の花だ。

クサギ

 

ナツフジ(夏藤)マメ科 日本固有種、関東南部以西に分布。

北岡自然公園の外壁上部に密生している。ほんの1,2房が開いているだけだが

お盆頃には全部が開いて壮観な景色になることだろう。

ナツフジ

 

ゴイサギとササゴイ

  • 2017.08.02 Wednesday
  • 16:50

 横手妙永寺を囲んで流れる小さな川祓川で時々見掛けていた

ゴイサギ、ササゴイが地震後から全く姿を見せなくなった。

営巣もしていたらしい吉田松花堂の別荘でも地震の被害に遭ったようだったので

もう戻ることはないのかと寂しく思っていた。

 

7月23日の朝「いつもの場所」でのんびり羽繕いをしているのはゴイサギ?

思わず「お帰り〜」声を掛けた。嬉しかった。

ゴイサギ

 

7月29日、妙永寺境内で。

目の前の電線に妙に嘴の長い鳥が止まっているが逆光で良く見えない。

その向こうで大騒ぎしているカラスより小さいようだ。ササゴイだった。

こちらにも同じく「お帰り〜〜〜」。

 

ササゴイ

ホトトギス啼く花岡山

  • 2017.06.18 Sunday
  • 10:50

梅雨入りから2週間近くが過ぎても一向に雨になる気配がない。

自然界に前年と同じ条件で梅雨入りするなどという決まりがあるわけがないから

文句を言っても始まらないが。

それでも懲りもせず今年は去年と違うと言い募るのは、

去年より前の年の事は覚えていられない年寄りになってしまったからなのだ。

 

ホトトギスの鳴き声が早朝から聞こえてきているけれど

姿は一向に見ることができない。

早朝散歩は光が足りないし、露を含んだ草むらは踏み込むのに

根性がいる。なれど・・日中の日差しを考えるとやっぱり朝か・・・。

 

ホソバキンゴジカ(細葉金午時花)アオイ科 帰化植物

午後には花が閉じてしまう。かといって早ければいいということでもない。

きれいに咲いた時間に出会うのはなかなかに難しい。

ホソバキンゴジカ

 

マグワ(真桑) クワ科 

北岡自然公園前の道路沿いの崖下に細々立っている若い木が

枝ごとにたわわに実を付けている。ムクドリ ヒヨドリがちょっと

気づかないような場所だ。鳥さんたちよ、見つけて食べてあげてちょうだい。

2マグワ

 

ムクノキ(椋木) ニレ科

愛らしく二つずつ実を付けている。

3ムクノキ

 

イヌゴマ(犬胡麻)シソ科

湿地性の花。宅地造成の空き地のクズのはびこる中に

逞しく堂々と咲きそろい、イヌの名に恥じない雑草ぶりを見せている。

4イヌゴマ

 

5イヌゴマ

 

キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科

早朝まだ日に当たっていないので細いレース糸は巻き上がっていない。

純白のレース飾りが清々しく美しい。

6キカラスウリ

 

ノブドウの花 (野葡萄)ブドウ科

夏に虫えいができて青紫の宝石のような実が注目を浴びる。

花は地味な淡い緑の一色で、今までしげしげと見やったことがなかった。

アップで見ると花びらの落ちた姿は、あのヤブガラシにそっくりだった。

7ノブドウの花

 

ヤブガラシの花 (藪枯らし) ブドウ科

花弁と雄蕊は早く落ちてしまう。

抜いても抜いても蔓延って人様には嫌われているヤブガラシだが

ロウソクの台座のような雌しべの茎からは沢山の蜜が分泌されて

虫たちには絶大な人気があるのだ。

8ヤブガラシ

 

花岡山で、今日のヒット

  • 2017.06.17 Saturday
  • 14:30

木陰に吹く風はさらりと爽やかで梅雨はどこかへ

置き忘れてきたようなここ数日の肥後の國。

日中の歩きは避けて朝の花岡山へ。

虫の活躍する季節、今日は虫を中心に見て歩こう。

 

ヤブキリ キリギリス科 

バッタの中では最強。

幼虫の時は草食だが脱皮を繰り返していくうちに肉食系になっていくという。

前足の鋭い刺で時にはカマキリをも捉えて食する。

ヤブキリ

 

ベニシジミ 夏型 

ベニシジミなのにクロシジミじゃない?と疑うほど黒い。

夏型はこんな色をしていたんだと初めて知った。

きっと小学生でも知っているだろう・・ことなのに。

ベニシジミ

 

ウメエダシャク

初めて見た時は追いかけまわしてカメラに収めたのだが、

ネットで調べているうちにこいつが果樹園の敵だったり、胴体のイモ虫風が

リアルで気持ち悪かったりで、そのうち見かけても、視界に入れなくなった。

ウメエダシャク

 

オオシオカラトンボ

祓川の水底が見えるほど雨が降らないときはヤゴたちはどこにいるのだろうか

今年はオオシオカラトンボは見られないかもしれないと心配した。

先週あたりから何度も見掛けるようになったので、杞憂だったとホッとしている。

オオシオカラトンボ

 

ムラサキシジミ

褐色で、ヤマトシジミのような点々模様が無い。

珍しい蝶かと思ったが九州には普通にいるらしい(暖地性の蝶)、

が、樹林性の蝶なのでその辺の草っぱらにはあまり飛来しないのだろう。

そのせいか今まで見てはいたのだろうが気付かなかった。

幼虫の食樹はアラカシ、スダジイなどブナ科の常緑樹。

ムラサキシジミ

 

さあ!! 今日のヒット!

シャシャンボの花が咲いていたのでしげしげと眺め観察していたところ

葉の先に小さい枯れ葉が落ちているのに気が付いた。

払おうと手を伸ばしかけたら枯葉の下に足が見えるではないか!

バイオリンを半分にしたような赤い虫、???? これはコノハガの仲間か。

正面顔が撮れなかったが、これは間違いなく今日のヒット。

虫捕りの少年たちの気持ちがとても良く分かった出会いだった。

 

アカエグリバ ヤガ科 頭から羽の最後尾まで3cm弱の大きさだった。

アカエグリバ

芭蕉の花と実

  • 2017.06.14 Wednesday
  • 19:20

怒涛のように春が来て春の花を集めているうちに肥後の國は梅雨入りした。

四季の移り変わりと、それを受け入れる我が身の老化に伴う対応力の遅さ

との乖離が・・・いやいや、早い話がブログが滞っている言い訳なのでございました。

 

妙永寺の脇を流れる井芹川旧河川側に芭蕉が30本ほど植えられている。

花が咲きだしたのは5月の初めごろ、実がなるのはいつ頃なのかと

調べていたら雄花雌花は同時に咲くのではないことがわかった。

 

バショウ(芭蕉) バショウ科 

花序の基部4~5節にのみ雌花の房が付き、先端部は下垂した雄花の房が付き

どちらも多数の黄色い苞で覆われる。

雌花の開花時に他の株の雄花が咲いていないと不稔になる。

                       ※「木のメモ帳」から引用

 

5月初旬基部の雌花群が咲きだした。苞の内側は2列の房になっている。

bashou1

 

5月27日 雌花は咲き終わっている。

ba3

 

6月13日 雄花は他の株の雌花のために咲き続ける。

bashou4

 

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